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26日のニューヨーク・マーカンタイル取引所の原油先物相場は反落し、指標の米国産標準油種(WTI)の8月渡しが前日比2.69ドル安の1バレル=69.23ドルと、70ドルを割り込んで取引を終えた。終値としては2月下旬以来、約4カ月ぶりの安値を付けた。
下落の要因は、ホルムズ海峡を通過する船舶の増加で中東からの原油供給が回復するとの見方が広がったことにある。売り注文が膨らみ、価格を押し下げた。
ロイター通信によると、サウジアラビア国営石油会社サウジアラムコは約4カ月ぶりにラス・タヌラ港で原油の積み込みを再開した。これにより、市場では供給正常化への期待が一段と強まった。
ホルムズ海峡を通過する原油輸送量も、2月末の戦闘開始以降で最も多い水準となっている。ただ、海峡を通る船舶の数は依然として交戦前の水準を大きく下回っている。
市場では供給正常化が進めば需給が緩むとの見方が広がり、供給過剰への懸念も出ている。地政学的リスクが後退する一方で、需給バランスの悪化を警戒する声が聞かれる。